Steam向けゲーム『Storebound』アナウンスから2週間で30,000ウィッシュリストを達成するまでにやったこと
弊社の顧客であり、パブリッシャーのORO INTERACTIVEのCEO、Sam De BoeckがXにてアナウンスから2週間で3万ウィッシュリストを達成した方法を書いていたので、許可を得たうえで日本語訳して皆様にお伝えします。
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🎮 2週間で30,000ウィッシュリストを獲得!
私たちの新作ゲーム『Storebound(※)』は、公開からわずか2週間で30,000のウィッシュリストを達成しました。どのようにしてこの成果を得たのか、その戦略をご紹介します。
※……家具店から「従業員」に見つからないよう逃げ出す協力型ホラーゲーム
1. 魅力的なコンセプトを作る
まず、Embers(開発会社)と協力して市場調査を徹底的に行いました。私たちは「協力型ホラーゲーム」というジャンルに注目し、その中で人気のあるテーマを探していました。そこで出会ったのが「SCP-3008」です。このコンセプトには長年ゲーム化を望む大きなファン層が存在していました。
2. 市場の検証
「SCP-3008を題材にした協力型ホラーゲーム」は大きなポテンシャルを秘めていましたが、ただの仮説で終わらせないために、市場での検証が不可欠でした。
3. SNSでのティーザー展開
まず1分未満のティーザー動画を作成し、さまざまな切り口でSNS投稿を行いました。また、自社アカウントを運営するだけでなく、「ゲームニュースを発信するクリエイター」にもティーザーを提供し、拡散を狙いました。
4. バイラルを狙う
残念ながら、私たちの公式アカウントからの投稿ではバイラル効果は得られませんでした。しかし、ニュースクリエイターの1人が投稿した動画が見事にバズり、85万回再生・7万いいねを記録。この成功を活かして次のステップへ。
5. 拡散戦略
この勢いを利用し、IGNなどのゲームメディアや他のニュースクリエイターに情報を提供しました。結果的に大手メディアには取り上げられませんでしたが、『@HorrorVisuals』やパートナーの『Neon Noroshi』によって、さらに2つのバイラル投稿を生み出すことができました。
5.1 Reddit広告の活用
大手メディアでの露出は難しかったものの、リーチを最大化するためにReddit広告キャンペーンを実施。結果として、低コスト($5000の投資:約74万円)で高いパフォーマンスを発揮し、多くのユーザーをストアページへ誘導できました。
6. Steamの「ディスカバリーキュー」を引き起こす
ここまでのプロモーション活動は大変でしたが、その努力が報われた瞬間が訪れました。公開から5日後、ついにSteamのディスカバリーキューに掲載され、Steamが自動的に何千人ものユーザーを私たちのページへ誘導してくれるようになったのです。
7. 2週間で30,000ウィッシュリストを達成!
公開から14日が経過し、現在では30,000ウィッシュリストを突破。さらに、毎日1,000〜2,000の新規ウィッシュリストを獲得し続けています。発売までまだ数ヶ月ありますが、最終的にはジャンル内のトップチャート入りを目指しています。
🔥 まとめ
すべての戦略が成功するわけではありませんが、結果を出すには「50%の努力」と「50%の運」が必要です。この投稿を通じて、キャンペーンのリアルな側面(成功も失敗も含めて)をお伝えできればと思います。私たちはこの結果に満足していますが、まだまだ挑戦は続きます!
ゲーム詳細はこちら。
最後になりますが、実はORO INTERACTIVEは日本の反響を楽しみにしていて、Storeboundのときも「お、日本の感想は元ネタのSCP3008への言及が多いやんけ、わかってる人多いなー」などと、楽しく見ているそうです。
もちろん、マーケティングをしっかりしているだけで、ゲームにも手を抜いていません。
直近にリリースされた『Order 13』もリリース後のアップデートを予定しているそうです。皆さんお楽しみに!
ちなみにNeon NoroshiではTwitterでのゲームの紹介投稿は無料で行っています。
興味ある方はお問い合わせからご連絡ください。